▶ 関節リウマチ
自己免疫疾患とは、本来は病気や感染から体を守る役割をもつ「免疫」という仕組みに異常が生じて、自分の体の一部を間違えて攻撃してしまう病気の総称です。
関節リウマチは自己免疫疾患であり、関節の内側を覆っている滑膜に炎症が起きることで、滑膜が増殖して周囲の軟骨・骨を破壊し関節全体に慢性的な炎症が起き、関節の変形や癒合などが起きます。
詳しい原因は不明ですが、遺伝の要素と環境の要素が発症に関与するといわれており、環境要因に関しては、喫煙、歯周病、腸内細菌異常などが挙げられます。
主な症状は関節の痛み・腫れ・こわばりとなりますが、特に手首や手指の関節におこることが多く、複数の関節が障害されます。
治療には内服の調整とリハビリを行います。関節リウマチに合併する疾患の有無なども考慮しながら内服の調整をおこなっています。